製造現場のDXを進めるうえで、紙帳票を電子データへ移行することは、業務効率の向上に向けた重要な取り組みの一つです。こうした背景のもと、SystemEXE Vietnamは、製造現場向けの電子帳票ソリューション「i-Reporter」の導入において、Furukawa Automotive Parts (Vietnam) Inc.(FAPV)を支援しました。

導入前のFAPVでは、生産実績、検査結果、工程内不良、現場で発生した各種情報などを、多くの紙帳票に記録していました。紙による管理では、必要な帳票を探す作業やデータ集計、書類の保管に時間がかかるほか、生産現場の状況を把握するまでにタイムラグが生じるという課題もありました。これは、従来型の管理方法からデジタルによる生産データ管理へ移行する多くの製造現場が抱える共通の課題でもあります。
SystemEXE Vietnamは、ベトナムにおけるi-Reporterの導入支援パートナーとして、システム環境の構築から操作説明、管理者・現場スタッフへのトレーニングまで、FAPVの導入を幅広くサポートしました。本プロジェクトで特に重視した点の一つが、ベトナム語による直接的なサポートです。現場スタッフに対して母国語で分かりやすく説明することで、システムへの理解を深め、紙帳票からPC入力へ移行する際の不安や抵抗感の軽減につなげました。
また、今回のデジタル化は、単に「紙帳票をそのまま画面上に置き換える」だけの取り組みではありません。FAPVでは、デジタル化を機に既存帳票の見直しを行い、重複しているものや不要となった帳票を整理しました。その結果、約50種類あった帳票を約30種類まで削減することに成功しています。現在では、FAPVの約300名の従業員がi-Reporterを利用しており、入力作業の効率化、必要な情報の検索性向上、さらに現場管理の効率化にもつながっています。
特に大きな成果の一つが、紙の使用量削減です。i-Reporterの導入により、FAPVでは月間約1万枚の紙を削減することができました。
本プロジェクトを通じて、SystemEXE Vietnamは、製造業のお客様に対し、帳票のデジタル化、業務プロセスの改善、そして工場DXの推進を支援するパートナーとしての役割をさらに強化しています。FAPVの事例は、DXは必ずしも大規模なプロジェクトから始める必要はなく、現場の実際のニーズに寄り添いながら、段階的に導入し、使いやすさを重視することによって、着実な成果につなげられることを示しています。
FAPVにおけるi-Reporter導入事例は、Weekly Vetterにも掲載されています。詳細は、以下の記事よりご覧いただけます。: FAPV、i-Reporterで帳票をデジタル化







